9月5日秋の訪れ
刈り取った草の上に寝転んで空を見上げると、まだ太陽の気配が残る草の香りの向こうに赤とんぼがヒューイ、ヒューイと飛び交い、さらにその向こうにすじ雲をまとった青空が見える。
少しずつ、モクモクとした入道雲や、ミーン、ミーンとうるさかった蝉の鳴き声とともに、街の風景から夏が姿を消しつつある。
それにしても、今朝の開田高原は涼しいを通り越して寒かったっ
娘も「おはよう」の替わりに「寒い~っ」と言って起きてきた。
ついこの間まで暑かったけれど、太陽はもう冬に向かって動いているんだよね。
日の出は遅くなるし、日の入りは早くなっている。
雨が、霧が、夜の帳が、優しく頬を撫でるように秋の気配を運んできている。
こころなしか、山の木々も黄みや赤みを帯び出している気がする。
すすきの穂が月夜に銀色に光る、本格的な秋ももうすぐそこだね。
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